必須スキル 右ねじボルトナットの扱い方のコツ

ボルトやナットの締め付け方向で、『右ねじ』と『左ねじ』があるのですが、経験の浅い新人整備士の中にはちょいちょい間違える方もいるようです。

車に使われているものは『右ねじ』のものが多いのですが、どういう例えがしっくりくるのかなと

私自身が新人の時は「水道の蛇口と同じで、締めると水は止まる。緩めると水が出る」と教わったのですが、「最近の水道の蛇口とか捻るタイプあんまりないじゃん」などと思ってしまい、どういう例えが良いのかなと思ってたりしてた時期もあったのですが、とある方が完璧な例えを使っているようで

「ペットボトルのキャップと同じ」

いや、この例え完璧すぎると私は衝撃を覚えまして・・・・・

何がいいのかというと、ペットボトルのキャップがそのまま『右ねじの』ボルトやナットと同じ動きをするわけですから、汎用性が半端ないんですよ・・・・

ペットボトルのキャップ側を自分の方向に向けた状態では時計回りにキャップを回すと当然締まります。

では、ペットボトルの底を自分に向けた状態でキャップを外そうとする動きはどうなるのか。

答えは 自分から見て時計回りに回すとキャップが外せる」

これが何に使えるの?って話だと思うのですがブレーキのボルトなどは車両内側から取り付けられていることが多いですしこの動きの使用頻度がめちゃめちゃ高いんですよね。また、この動きがマスターできれば、見えない位置にあるボルトも手探りで外すことが容易になります。中堅以上の整備士は当然のようにできる方が多いと思いますが、車に使われているボルトナットはいろんな角度からアプローチすることになりますのである意味必須スキルともいえるかなと思います。

その辺にあるペットボトルが教材になりえるので、新人整備士がボルトの扱いに迷ったりするようならこの例えを使ってみれば改善できるかもしれないのでオススメです

それでは今回はこの辺で~

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